■2011年7月29日
何度も、何度も行っているマクドナルドの場所をうっかり通り過ぎてしまいました。
「ありえない」と失笑されましたが、プライベートではこの手の失敗はよくあります。
ゲリラ豪雨の影響か、いつもゆっくり回転している「黄色いM」のマークが消灯していたんです。
他にも 何度も通っているケーキ屋さんなどにも、過去に間違った行き方がなぜかインプットされ、また1本道を間違ったーと途中で方向転換することがあります。
これは仕事に置き換えると重大な欠陥になります。
商品Aと思って手にしたものが商品Bだった、20個集めたつもりが19個や21個だった、といったことが半日もピッキングしていれば1度や2度やってしまいそうになります。
会社ではハンディーターミナルによるバーコードスキャンと重量検品を行っていますので、仮に誤った状態で進みそうになっても理論上ストップがかかる仕組みになっています。
しかし、エラーの種類もたくさんありますから、そのうち「あーあのエラーか」と慣れが出てくると重大なエラーを簡単に見過ごすということも出てきます。
そうすると、エラー内容に差をつけて、簡単には進めないようにしたり、確認したらすぐ進めるようにしたりといった工夫が出てきます。
システムの不具合だって起こります。
ピッキング1つとっても10名以上が関わりますので、どれだけ話し合って決めたルールでもどこかで崩れてしまうことがあります。
どのレベルに合わせるかで作り方も変わってきます。
ある人にとっては「なんでこんなミスをするの?」というものが本人にとっては「よくミスなくできるよね?」ということがあります。
色々な価値観、責任感の違いを吸収できる「誰がやっても間違いのないシステム」 これは永遠の課題です。