■2011年6月3日
先日に続き、長田さんのボランティア日記です。
被災地ボランティア活動2日目です。
朝目覚めて外を見ると天候も良く「今日は一日ボランティア活動できるぞ!」と気合を入れました。
石巻市災害ボランティアセンターに行き登録を済ませ、今日は他の人と一緒に行動することになりました。
どんな人達と共に活動するのだろうか?少し緊張もしましたが、目的はみんな同じなんだと自分に言い聞かせ緊張もほぐれました。
メンバーは、イズミ社員4人と3人の計7人に決まりました。
3人の方の内リーダーの人は石巻専修大学内の運動場で寝泊まりしてずっとボランティア活動していると言っていました。
えらい人だなぁと思いました。
最初にお伺いしたお宅では、庭に堆積したヘドロ出しでした。
ペアを組みヘドロを土嚢袋に詰め込み家の外に集積しました。
木の根元周りなどスコップが入らないところも手で丁寧にかき出し苦労もしました。
作業終了後、災害当日の話や家の状況を説明してくれました。
家の方から「ありがとうございました」と感謝され、更にドリンクまでいただきました。
午後からは、応援部隊として別のグループに合流することになりました。
行ってみると、20〜30人近くの人がヘドロ出しをしていました。
ガレキやヘドロの量もすごい量でした。
全員が声を掛け合いながら汗をかき足元も悪い中懸命に行いました。
そこは家の方の畑や庭だったところで最近重機で大きいガレキが取り除かれやっとヘドロ出しができるようになったとおっしゃっていました。
庭の土を見るのも災害の日以来です。とたいへん喜ばれました。
最後に活動した全員で写真も撮りました。
帰る際も家のご夫婦と握手していたら涙を流しながら「本当にありがとうございます。」と感謝され、
活動中は人も多くにぎやかだったのに、みなさんが帰られるとすごく寂しくなると涙ながらにおっしゃていました。
自分達が見えなくなるまで、ずっと手を振って見送ってくれました。
石巻市ボランティアセンターに戻り一緒に活動した人と、これからも自分たちができることをやっていきましょうと熱い言葉を交わし宿に戻りました。
3日目は富山に帰りました。
2日間のボランティア活動でしたが、みなさんから感謝されました。人と人が協力し合っていくことの大切さ、そこから生まれる感謝される喜び・感謝することの大切さを学びました。
これからも、その気持ちを忘れず日々過ごしていこうと感じました。