ある転校生の友達作り
■2010年11月20日
教科書を忘れて隣の人に見せてもらって授業を受けた という経験はありませんか?
良いことではないので 気まずさと反省が残るものだと思うのですが、あえて何度か教科書を忘れていた子がいました。
それは転校を繰り返す中で身につけた処世術だったようです。
転校生は友達を早く作ることが最重要であると認識していたようで、
「忘れ物をする」→「借りて話すきっかけを作る」→「仲良くなる」のパターンを持っていました。
不思議なもので、1人仲良くなると後はどんどん広がっていくのが子供の世界。
「忘れ物をしない」→「しっかりしている」が当然と思っていた私は驚かされたものでした。
今思えば、危ない賭けのようにも思いますが、違った見方とプラス思考で世を渡っていくあの子は今頃 どこで何をしているんだろう とふと思いだしました。