包む文化
■2009年11月20日
お歳暮の時期ですね~。
子供の頃は「うわーぃ、ジュースが来たー。ハムだー。」などと盛り上がっていましたが、自分がいざ大人になると中元・歳暮のやりとりをすることもありません。
「包む」ことは、むき出しで人様に対峙するのは失礼だという日本人独特の美意識が生んだ美しい文化と言われています。
綺麗に包んである包装紙やそこに添えられたリボンを見ると、それまでただの箱だったものがドレスアップされたものに見え、スペシャル感が増し、美しい!と思います。
以前は会社の宣伝的な包装紙が多かったように思いますが、最近ではどこのものか見ただけでは分からないユニークなものがたくさんありますね。
過剰包装は環境によくないということで簡易包装も浸透してきてますが、それでも完全包装や二重包装という文化は根強く残っており、一方で風呂敷が大ヒットしたり、ラッピング資格が流行るなど「包む」文化は健在です。
考えてみれば、
言葉・・・ストレートな表現を避け、やんわりと言う
和服・・・体を包むように着る といったように、なんだか日本人は「包む」のが昔から好きみたいです。
贈り物には「包む」ことを気にしますが、自分用にお菓子を買う時は、箱代いらないからもう1個入れて~と思ったりするケチな自分もいます。。。