枯れ葉???
■2009年11月26日
昨日、社長宅のベランダに干した洗濯物に枯れ葉がついており、手で振り払うとバタバタと激しく羽を広げて飛び回るではありませんか。
これは珍しいということで社長自ら捕獲。
取締役や他の社員と「初めて見たね〜。」などと一盛り上がりしていたら、思い立ったらすぐ行動の社長は富山科学博物館に電話をかけていました。
「珍しい昆虫をつかまえたから、何か役に立つかな〜」といった内容を伝えたものの、担当者不在という事でまた明日連絡をいただけることになりました。
その後、取締役は近所の知り合いから虫カゴを借り、来社されたお客様にはお見せするという、突然の来訪虫をビップ待遇したのでした。
調べてみると、「アケビコノハ」という蛾の一種で、冬を越すために「枯れ葉」になるのだそうです。
そして、今朝。
好奇心旺盛の社長から連続質問。
社長「あの蛾は何食うて生きとるがかね〜?」
私「・・・」
社長「蝶と蛾は何が違うがかね〜?」
私「・・・」
その後、調べてみるとエサは樹液であることはすぐ分かりましたが、蝶と蛾の違いについてはなんと昆虫分類学上での区別はないことがわかりました。
昼活動するのが蝶で、夜活動するのが蛾というのがよく知られた違いのようですが、例外もあるとのこと。他にも飛び方や触角の形状などでも分類されるようですが、こちらも例外があるようです。
その後、富山科学博物館に電話し「アケビコノハ」について説明しようとすると、
担当者「あー、アケビコノハでしょ?」「そ〜んなに珍しいものでもないですよ。博物館の周りでも毎年見かけますから。」
私「・・・(え〜、あんなに盛りあがったのに・・・)」「あ〜、そうでしたか。いやー、ひょっとして凄いものを捕まえたのかな〜と思いまして。。。」
担当者「また、何かございましたらお気軽にどうぞ。」 と、あっけない結末となりました。
次に虫カゴを見た時は、社長がアケビコノハを外へ逃がしている所でした。
しっかり、冬を越してね。