中国上海出張記�ァ￣超斑甘�：Ｎ村
■2009年7月1日
5回にわたりご紹介してきましたＮ村さんの中国上海出張記も今日で最後となりました。
前回の出張に引き続き、全く仕事の話が出てこないのが気になる所ではありますが、そこはＮ村さん、バッチリ新商品の商談などまとめてきたに違いありません。
今年のＨＣＲ2009（国際福祉機器展）には、きっとその成果を示してくれることでしょう。
ね、Ｎ村さん。
かなり下品な話も出て困った面もありましたが、そこも含めて「社員のつぶやき」ということでご容赦ください。
熱烈歓迎大宴会の翌日。当然のごとく、ひどい二日酔い。ホテルの部屋の中のトイレまで行くのも気持ち悪い。10時から打合せの予定だが、先方の会社に移動するのでさえ大変そうだ。ベッドの中でひたすら水を飲んでトイレに行く、という体内浄化作戦を試み、なんとか普通に歩けるまで回復した。
「よく眠れましたか？」先方の社長さんが迎えにきてくださった。朝のすがすがしい光の中でその顔はずいぶんと涼しげだった。ゲ●まみれになった自分とはえらい違いだ。中国人同士の商取引では、“袖の下”と“お酒”が大変重要らしい。中国では、会社のトップはお酒が強くなくてはつとまらないのだ。
頭がガンガンしようが気持ち悪かろうが、この打合せのためにはるばる中国まで来たのであるから、しっかりやらねばならない。今回は新商品の部品であるから、特に責任を感じる。それから５時間後・・・どうにかこうにか仕事をこなし、ホッとした。
夜になり前日のアルコールはほとんど抜けて、また元気になった。移動の車の中から街を眺めると「足浴」という看板がよく目につく。これは、足つぼマッサージの店だ。毎度、中国への出張ではローカルな安い足つぼマッサージの店に行くのを楽しみにしている。同僚のＩと夜の街に出歩いた。しかし、ホテルは中心街から相当離れた場所にあり、高層ビル街も見れず、あの有名なテレビ塔も見れなかった。おまけに二人共中国の人民元を持っていない。そのうち換金しようと思っているうちに換金の機会が無かったのだ。もう銀行も閉まっているし、ホテルでも両替はしていない、と言われた。「足浴」の店はすぐに見つかったのだが、日本円ではダメだ、とのこと。人民元かドルしか受け付けないらしい。もう１件聞いてみたが、やはり同じ対応であった。「この福沢諭吉は100ドルくらいの価値があるんだよ、100ドルに換金してくんない？」といろんな八百屋さんやら、たばこ屋さんで持ちかけてみたのだが、相手にしてくれない。まあ、日本の駄菓子屋さんのおばちゃんに外国人が「ここにペソあるから、これで売ってくれ」と話しても当然ダメなのだ。そういう想像をしたら、あきらめがついた。
１時間半以上歩きつづけて、足つぼマッサージで足が軽くなるどころかさらに疲労が増し、二人とも陰々滅々としホテルに帰った。
完
明日からはまた日々感じた事をつぶやいてみたいと思います。