手紙屋(喜多川泰著)
■2011年5月12日
『 「また、必ず会おう」と誰もが言った。 』で話題の喜多川泰さんの手紙屋を読みました。
この本では 情熱をもって行動すること を説いています。
就職活動真っ只中の主人公が偶然知った「手紙屋」と10回の手紙のやり取りを行う中で成長していく物語です。
就職活動へのアドバイスで構成されているものの、社会人になって10年以上の私にとっても気づかされることの多い本でした。
まだおそらく20年くらい先の気が早い話ですが、息子が就職活動を始める際にはぜひ読んで欲しい1冊です。
・「相手の持っているものの中で自分が欲しいものと、自分が持っているものの中で相手が欲しがるものとをお互いがちょうどいいと思う量で交換している」という「物々交換理論」
⇒ 仕事を通じて欲しいものがお金だけ とは思っていませんが、仕事を通じて得られる経験、新たな次の仕事、信頼関係 そんな言葉が次々浮かびました。
・相手にこうなってほしいという「称号」を与える。約束を破らない人、優しい人など。
⇒ 不思議な事に周りを見渡すと、なってほしい ほしくない に関わらず、自分が勝手にそう思っているいわば「称号」どおりの人が多いこと多いこと。
・人に備わっているあらゆる性格(良いもの、悪いもの)の中から何を引き出せるか。
⇒ できれば良いものを引き出せる人でありたいですね。反省反省。
・失敗からの学び
⇒ 何もせずに失敗の少ない人生より、色々やって失敗もするけど何か身につけたと思える人生がいいなぁ。
・”自分に向いているもの”を探しても見つからない。自分で気づいていない自分の才能を開花させるチャンスを失う。会社の活動自体が自分をワクワクさせる、そんな会社探しを。会社に入ったら、何を担当するかは分からない。自分が向いているもの、得意なものだけをやってればいいわけではない。であれば、会社の向いている方向(活動)が自分にとってワクワクするかを優先するべき。
⇒ システムだけは嫌と思っていたのに、今ではシステムを担当している。しかも楽しんでやっている。社会人になってから気づきました。
・目の前にあるものに全力を注ぎ、「できるだけ大きな壁を、たくさん越える生き方」を。
・壁を超えた時に出会うたくさんの人を応援団と思って事にあたる。
・会社が発展するということは、会社から生み出される商品やサービスを使って生きる人が増えるということ。
・夢をかなえることができなかった人は「私には才能がなかった」と言い、夢をかなえることができた人は「どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけ」と言う。成功する人と、できない人の考え方の相違はここにある。「才能」に頼るか、「情熱」に頼るのか。
⇒ 「才能」あるわけない。「情熱」ならあるかな。一つ一つ夢をかなえていきます。