凄い研究?おバカな研究?
■2011年10月5日
先月末、イグノーベル賞という「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞の受賞式があったそうです。
今回で21回を数えるそうですが、今年は「パンパンの膀胱は判断力を向上させる」「わさびの臭いが火災報知器の役割を成す理想的な空気中のわさび濃度」といった本当に役に立つのか、よくそんな所に目をつけ研究したもんだなーと思う面白研究が受賞したそうです。
過去にどんな研究が受賞したのか調べてみると、、、
・ピカソとモネの絵画を見分けられるようにハトを訓練し成功
・犬の言葉を人間の言葉に翻訳する機械「バウリンガル」
・カラオケ
などがありました。
これらはなんと日本人が受賞したもので、まだ真面目な要素が強い気がしますが、こんなのもありました。
・思春期の少年にとって、鼻をほじくることは普通の行動である
・床に落ちた食べ物を食べても安全かどうかについての「5秒ルール」の科学的妥当性を研究
・乾燥したスパゲッティを曲げると、2つに割れずそれ以上の数の破片になってしまうのは何故か、についての洞察
・牛の糞からバニラの香りと味のする物質を抽出
・大量の髪の毛、糸、その他ほとんどあらゆるものは、ひとりでにかつ必然的に、互いに絡まってもつれてしまうことを数学的に証明
・名前をつけられた牛は、名無しの牛よりもたくさんの牛乳を出す
・ビールのいっぱい入った瓶と空の瓶のどちらが頭を叩き潰しやすいか、実験により示した
・ジェットコースターに乗ることでぜんそくの症状が治療されることを発見
・人間はなぜ日常生活においてため息をつくのかを研究
などなど。 N村さんの好きそうなものばかりです。
自由な発想で様々な切り口での研究に驚かされます。
ちょっとここでは紹介できませんが、シモ系の笑える研究が結構多いのも更に驚かされます。
N村さんもちょっと頑張れば たぶん いけます。
さて、数ある受賞研究の中でも、「インド象の体表面積を推定する計算式」というものに興味がわきました。
学生時代に色々な計算式を習いましたが、受験のために暗記したようなもので、「本当に正しいの?」「なんでそんな難しそうな事が、そんな公式でできてしまうの?」と不思議に思っていました。
そこにきてインド象の体表面積です。
想像もつきません。
今後の受賞作も気になるところです。