統計でウソをつく法(ダレル・ハフ著)
■2010年2月13日
先月、「ご注文のリピート率」を調べて以来、統計の数字に疑問が湧くようになりました。
今更ですが・・・
そこで、図書館で検索したらピッタリな本がありました。
借りてビックリの汚れ方。黄ばみを通りこして茶色になっていました。それもそのはず、なんと40年以上前に出版された本でした。
「平均」でだます法 の章では、
算術平均・中央値・最頻値といった3種類の見方で結果が大きく変わってくるといったことを
びっくりグラフ の章では、
縦横の比率操作によって見え方が大きく変わってくることを
絵グラフの効用 の章では、
2倍のものを8倍に見せる例などを 分かりやすく説明してありました。
最終章では統計を見る時の注意点に触れており、以下のようにまとめられてありました。
1.誰がそういっているのか?(統計の出所に注意)
2.どういう方法でわかったのか?(調査方法に注意)
3.足りないデータはないか?(隠されている資料に注意)
4.いってることが違ってやしないか?(問題のすりかえに注意)
5.意味があるかしら?(どこかおかしくないか?)
分析資料においてウソはつきたくありませんが、騙されないようにはしたいものです。