イズミ株式会社

2009/9/28 月曜日

ユニクロ 柳井正 〜仕掛けて売り切るヒット力〜(川嶋幸太郎著)

Filed under: — webizumi @ 13:18:29

■2009年9月28日

 

  ・早く失敗して、早く考えて、早く修正する
  ・安定へは行かず、ベンチャー意識を持ち続ける

 

 高校の頃、安い衣料店ができたと聞いて行ったのが私にとってのユニクロデビューでした。当時、地元のチェーン店と思っていたユニクロが、今ではどこへ出かけても至る所で出会うようになりました。

 

 以前新宿駅の改札を出た所で、私と全く同じダウンコート(色まで同じ!)を着ている人が5人もいてかなり気まずさを覚えたことがあります。大ブームを肌で感じた次第です。

 

 フリースやダウンコート、ヒートテックの大ヒットは有名ですが、最近ではシューズも売り出し、な・なんと個人的に大好きなディズニーとのコラボTシャツを作るなど私の心を鷲掴みしてます。

 

 低価格の衣料店のイメージから、今では高品質・高機能まで実現し、有名タレントのCM活用でファッション性までアピールできており、この不況の中でも成長企業の象徴としてメディアでもよくとりあげられてますね。

 

 「デコクロ(デコレーションするユニクロ)」という言葉もあるそうで、袖を切ったり、飾りをつけるなど、ちょっとした工夫で自分仕様にしてしまうというものが流行っているようです。

 

 この本では、
  ユニクロを買っておけば間違いない、ユニクロを買えば損はしないといった「信頼・評価」の定着がユニクロの強さであり、ブランド力であると分析されており、他にも大ヒットに隠された裏側や「大企業病」や「後継者問題」といった課題についても鋭く指摘しています。

 

 さて、ユニクロとイズミには「製造・直接販売」という共通点があります。

 

 イズミでは中国からの輸入商品において不良品の多さが常に大きな問題となっているのですが、同じような状況でユニクロはどう商品管理をしてこれだけの安定した品質の商品を作ってきたのでしょうか?常々そこが特に凄いなぁ〜と思っていたのですが、その秘密には触れられていなかったのが少し残念でした。

 

 イズミの商品なら、イズミのサービスなら間違いない・安心できるといった「信頼・評価」を得られるように頑張らないといけない。

 

 イズミの企業理念である「信頼され、持続する企業になる。」への思いをまた強くしました。

 

 

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