旭山動物園
■2009年4月 3日
いつか行ってみたい場所の1つに北海道の旭山動物園があります。
動物の姿を見せる「形態展示」ではなく、
動物の自然な行動や生活を見せる「行動展示」を導入して有名になった動物園です。
ホッキョクグマなど国内初の飼育下での自然繁殖に成功するなど、自然繁殖にも力を入れています。
潰れかけた施設を日本屈指の動物園へ導いたサクセスストーリーが世間の注目を集め、
過去にはテレビで何度か特集されたり、最近は西田敏行さん主演で映画化されました。
そこの名物園長 小菅正夫さんが先日定年を迎えたとのニュースがありました。
●動物園を珍しい動物を連れてきて、死んだら終わりという場所から
動物が繁殖し、生命をつないでいく場所に変えたい。
●動物を見る場所ではなく、動物が生み出すドラマの中に入り込むことで、
人間が地球環境や生きる意味を考える場所にしたい。
という強烈な思い・願いに突き動かされ仕事をしてきたそうです。
・口下手な社員が苦し紛れに発案した行動展示が窮地を救った
・1人の強力なリーダーシップよりも、チーム全体で同じ目的に進めたことがよかった
・旭川の水系を再現する施設を作りたい
・他の動物園とも協力して、行動範囲を広げたい
など企業にそのまま当てはまる物の見方、考え方、施策などメッセージがたくさんあるように思います。
名物園長がいなくても、持続・成長し続けていけるか今後が楽しみです。
イズミも社長への依存度が高いという現状から、
色々な施策を通して社員が成長できるしかけを模索中です。
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