プリズン・トリック(遠藤 武文著)
■2010年4月3日
今日はあられが降ったかと思うと晴れ、雷が鳴ったかと思うとまた晴れたり 変な天気です。
さて、大好きなテレビドラマ「プリズンブレイク」そっくりのタイトルに興味を持ち、更に東野圭吾さんの「乱歩賞史上最高のトリック」という帯にダメ押しされ読んでみました。
「あなたは絶対に鉄壁のトリックを見破れない。」「そして必ず、二度読む。」の宣伝文句、そのままでした。
交通刑務所内で受刑者の死体が見つかる所から始まり、密室のトリックや登場人物の様々なエピソードが最後に一つになる推理小説です。
だいぶん疑いながら読み進めましたが、登場人物が多すぎて誰の視点で展開されているか途中分からなくなり、それでも最後まで読み終わると、また最初から読みたくなる不思議な本でした。
実際ニ度読んでも分からない所が何点かあって、ちゃんと理解できたか怪しいです。
関係なさそうな話が、後でどんどんつながってくる感じは 伊坂幸太郎っぽいと思いました。
最後にちょっと嫌な感じが残り、何か続きがあるようにも思える終わり方が とても気になりました。
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