エアコン狂想曲
■2011年7月2日
先日やっとの思いで手に入れたエアコン。
あとは取り付けるのみということで、時間指定はできないとの説明を受け、7月1日と工事日のみ予約し、時間は前日に連絡をいただけるとのことだった。
しかし、電話はかかってきません。
もう寝ようとしていた夜10時くらいにようやくかかってきました。
ちょっと遅くないかーと少しイラッとしながら電話に出ると、
業者 「時間はいつがいいですか?」
私 「え、こっちで決めれるの?朝でも昼でも夕方でもいいんですか?」
業者 「そうですねー、今の所いつでもいいですよー。」
私 「じゃー10時でお願います。」
業者 「そこを何とかできれば9時にしてもらえませんか?」
私 「(おい!じゃー最初からそう言えよ!と思いながら、)はい、分かりました。」
そして当日。
ちょっと遅れそうという電話が事前にあり、まー少しくらいならかまいませんよということで、工事開始。
約3時間かかって昼過ぎに終了。
ランニング姿で汗をぼたぼた落としながらの必死の作業だったようです。
ところが、2時間程経過して、電話がかかってきました。
業者 「わたし、大変なミスを犯してしまいました。」
私 「どうしたんですか。」
業者 「エアコンの取り付けを間違えました。」
私 「はぁ?ど、どういうことですか。」
業者 「お客様がご購入されたエアコンと違うエアコンを取り付けてしまいました。」
私 「(何たる失態。アホ、ボケ。という気持ちをグッとこらえ、それでもつい)何やってるんすか!!」
業者 「今から再度取り付けに伺います。」
私 「(おいおい、こっちの都合は無視ですか。息子の散歩&お昼寝タイムをじゃませんでくれ!と思ったので、)今日はやめてください。また希望日いいますので、ちょっと待ってください。」
業者 「はい、申し訳ございません。本当に申し訳ございません。大変なことをしてしまいました。」
私 「ガチャ」
約1時間後、妻から「今、交換終わったよ。疲れたー。」のメールが。
帰宅してどういうことか聞いてみると、業者はそのあと私とのやり取りを無視して家に来て、ピンポンピンポンと何度も何度も鳴らしたそうです。
息子が昼寝中だったので、無視をしていた妻だったが、こうもピンポンされてはいずれ息子は起こされるし、もうしょうがないとドアを開けたとのこと。
業者 「申し訳ございません。今日作業させていただかないと、私 クビになります。」
妻 「もう分かりましたから、どうぞ。」
その後、業者は「おかしいなー。おかしいなー。」とぶつぶつつぶやきながら、「申し訳ございません。」を繰り返しながら取り付けなおして帰ったそうです。
へーそんなことがあったのかー、もう滅茶苦茶だなーあの人。ありえんでしょー。と話していたら、夜にまたもう一度来ると業者は帰り際に言ったとのこと。
そして10時頃になって、結局来なかったねなんて言いながら寝ていると、30分くらいたった頃に窓の外でピカーっと車のライトが近づいて来てアパートの横で止まりました。
まさか、と思っていたら、「ピンポンピンポンピンポーーン」。
こ、こいつはー、このピンポンはー、いやピンポンピンポンピンポーーンはー、もう家も真っ暗にしてあるのに、な、何を考えているのだ。
小さい子供も見ただろーがー、と完全に切れてドアを開けると、
ど、土下座。
業者 「わたし、大変なことをしてしまいました。申し訳ございません。申し訳ございません。」
私は、初めて土下座されました。
すーっと怒りが消え、もういーよという気分になり、「はいはい、お疲れ様でした。もう分かりましたよ。」と言うと、「これはほんの気持です」と、すーっとコンビニの袋を渡され、何度も謝りながら帰っていきました。
袋の中を見ると、アクエリアスとピーチティーという不思議な組合せでした。
この業者さん、絶対また大変なミスをしてしまうと思います。