とんび(重松清著)
■2009年5月7日
「昭和の親父は熱い!父親(ヤス)と息子(アキラ)の物語。」とうキャッチフレーズに惹かれ
「その日のまえに」以来、久しぶりに重松清さんの本を読みました。
我が子の幸せを何よりも願い、育てる父親ヤスさんの愛情の深さや不器用な所が、
遠く離れている父親と重なる所があり、何度も泣けました。
息子の成長とともに親としては辛い選択もついてきて、
息子のために自分の寂しさを我慢するヤスさん。
親子を支える周りの人の愛情がまた深く、
あらためて色々な人に支えられて生きているんだなぁと実感させられます。
親の愛情にどれだけ応えられているのだろうか、と考えさせられるシーンもありました。
色々な親子の形があると思いますが、いつだって味方してくれる親へのありがたさを再認識しつつ、
また自分もそういう親になっていきたいと思いました。
これから父親になる人、親子関係でうまくいっていない人にはぜひ読んで欲しい1冊です。
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